テーマパークアクターに合格

最後のテーマパーク·アクターの一般応募オーディションに滑り込む

私は大手ミュージカル劇団を一番に目指してはいましたが、すぐに合格出来るかは分からなかったので、関東最大のテーマパーク、ディズニーのアクターにも挑戦してみました


20歳の夏〜冬にかけて受験しまして、確か1月か2月に合格したと電話を頂いたと思います

今は分かりませんが、当時のディズニーのエンターテイナーのオーディションは

書類選考〜(はがきで合否)

一次オーディション〜テーマパーク近くの体育館で決められた内容のお芝居を行なう(はがきで合否)

二次オーディション〜テーマパーク社内の、エンターテイナー達がリハーサルを行なうような広い部屋で、決められた内容のお芝居を自由演技も含めて行なう(はがきで合否)

面接〜

合格通知は電話で〜

と書類から合格通知まで半年近くかけてやるので、ちょっと合否が決まるまでは待ちくたびれてましたね

面接は私の時は世間話みたいな感じで、結構ラフに楽しく話せたので、もうほぼ合否が決まってたのではないかな、と思います

ディズニーエンターテイナー倍率は

後で聞きましたが、アクターも倍率はなかなか高かったようです

一次オーディションでは、結構人数がいました(50〜100くらい?)

その当時のアクターは、昨年度で辞める人員分応募があったので、同期はダンサーさんとかに比べると少ないです

私が運が良かったのが、アクターは一般応募が最後の年だったようです

その後は、アクターは事務所を通してのオーディションばかりになっていました


ディズニーダンサーオーディション

ダンサーも一度試しで受けて見たことがありますが、ディズニーのダンサーになる方達、特に女性ダンサーはレベルが高いです

お話した事のあるダンサーさんは、女性は3歳からクラシックバレエやってる、みたいな方が多かったです

パレードなど見てると軽々踊ってるので、自分も出来そうと思っちゃいますが、女性ダンサーはクラシックバレエやジャズダンスの基礎が出来てないと、オーディションは通過が難しく、なかなか狭き門だと思います

男性は応募が少ないのもあり、ある程度踊れれば受かりやすいとは思います

まれに高校からダンス始めましたっていう方もいますが、こういう方はダンスの才能がある天才タイプですよね

ダンス教室でもすぐに一番前の列で踊れちゃうようなレベルです

私は高校からダンス始めたダンサーさんに一人お会いした事ありますが、やっぱりダンスの先生が出来るレベルでした


ディズニーのダンサーさんとかエンターテイナーってお互いライバルでバチバチしてたりするの?って気になる方もいるかもしれませんが、スポーツ選手みたいな感じでさっぱりしてる方が多い気がします(そうでもない人も一部いますが⁠•⁠‿⁠•⁠)

ディズニーでエンターテイナーとして働くのは、私はとても楽しかったです!

やっぱりエンターテイナーとして働いているとお客さんが喜んでくれる顔がたくさん見られますし、こちら側も幸せな気持ちを頂けます

一度しか来ないお客さんもいらっしゃるから、4年間全公演一生懸命お芝居させて頂きました

同期とももう長い付き合いですが、いまだに仲良くさせてもらっています

働きたくても働けない人も多い、ディズニーのエンターテイナーとして働けた事は、とても幸せな事です


ボイストレーニングの先生選びは結構難しい


声楽やボイストレーニングの先生は教えるのが得意ではない先生もいる

高校〜20前半まで

クラシックの声楽の先生や、東京藝術大学を卒業されて大手ミュージカル劇団で舞台に立っていた先生に習っていました

(途中他の先生3人にもちょっとだけ習った事もある)

今思えば、あんまり本質的な事は教えてくれなかったなぁ〜って思います

大きい声では言えませんが、お金もワンレッスン5千円前後はかかるので、ちょっと無駄だったかなぁって(ಠ⁠_⁠ಠ)

往復の交通費と、東京の方までレッスンに通ってたのでそれなりに往復時間もかかる

今はZOOMでレッスン受けられたりするから、いい時代ですよね


ボイトレの先生教えるのがあんまり上手くない説

こういう歌い方で練習すればここを直せるよ!

といったような実践的な感じはなく

手を大きく広げて自然を感じるように歌ってみて、みたいな…

多分先生達は感覚で歌い方を習得して、教えるのに特化してないのだろうな、と

高校の数学の先生でもそんな先生がいましたわ

先生は数学得意で点数取れたんでしょうけど、教えるのはそうでもないのよね

どうやったら上手くなれるのか、声楽の先生からなかなか得られないので、当時はボイストレーニングの本を買ったりして、自分で勉強しようとしてました

時には、ちょっと高価な個人が販売している書籍も購入してみたり(若干怪しい)

ボイトレの本もなんだか小難しく書いてあって、イマイチ理解しきれない感じで

当時は自分も学校とアルバイトと並行してボイストレーニングや声楽通ったりしていて

今思えばでですが、時間も足りなかったし、努力も足りなかったなぁと思います

やろうと思えばもっと出来たはず

当時の私は頑張っていたつもりだったけど、毎日疲れていて、全力で挑めていなかった

そこがずっと悔しかったんです

それをどうしても生きているうちに払拭したかったんです


現在のボイトレ事情

今は3歳の子供を育てながら、毎日最低で約1時間30分

多くて2時間30分くらいはボイストレーニングに臨めています

長い時間使っての練習は、子供がまだ小さくて出来ないので、隙間時間で練習するようにしています

子供が週三でプレ幼稚園に通ってくれるので、その時にカラオケに行って2時間ほど練習

土日もカラオケで2時間練習

これで週五日はがっつり練習出来ます

家に帰ってからも、呼吸や喉を開く練習、筋トレをちょこちょこやりつつ、家事をします

夜、子供が寝たあとは

30分近く発声に関する筋力トレーニングや、ストローとペットボトルを使った歌唱練習をしています

マンションなので、音を大きく出さなくても練習出来る方法を選んでいます

カラオケに行けない日も、子供がお風呂でお水遊びしてくれてる間に発声やストロー歌唱をして、全く何もしない日は作らないようにしています

目標は、この1年間は大手ミュージカル劇団の研究生に負けない量の歌の練習をすること、です

以前大手ミュージカル劇団のオーディションで最終試験まで残った時は、ちょっとしたミスをして、あぁ、自分のバカヤローって後悔したので

これだけ練習すれば、本番でも少しミスしても気にならないくらいの実力を出せるのでは、と思っています

YouTube先生

今の時代すごい有り難いなぁと思うのが、YouTubeでボイトレに通わなくても体系的に教えて下さる先生がいることです

私が買っていたボイトレ本より分かりやすく、説明もお上手です!

私が参考にさせて頂いてる先生を別記事でご紹介したいと思います

オーディションまでの1年計画&2025年2月現在の歌唱状況

約1年かけてオーディションに挑むつもりで、去年の秋頃からカラオケにて自主練をしています

やはり、歌というのはすぐに成長することはなくて、アプローチの仕方が大事だなと感じています

戦略

私は大手ミュージカル劇団のオーディションを、歌唱コースで受ける予定です。

2月の目標は

①腹式呼吸を極める

②喉を開く

③喉周りの力を抜く

④舌が歌ってる際に上がって来ないようにする

⑤ビブラートを長くかけられるように呼吸と声を連動させる

です

秋頃に毎年オーディションが開催されるので、3月までにある程度のレベルまで仕上げていきたいと考えています


2025年1月、一ヶ月間毎日練習して来て

2025年から何も練習していない日はないです

基本的には2時間前後は練習出来ています

目標は大手ミュージカル劇団の研究生より練習する事

私は本気で勉強した外国語は3ヶ国あるんですが、語学を学ぶ際にも感じた事ですが、やはり継続する、のパワーはすさまじいです

継続する、が出来るか出来ないかで、未来が大きく変わってきます

20代前半の自分は、忙しくて本気で練習には挑めていなかったと思います(その当時は頑張っていたつもりでした)

今は有り難いことに、子供が幼稚園の間にがっつり練習が出来るので、夫には本当に感謝してもしきれないです

結果を出すことが、一番のお礼かなと思って頑張ります

歌唱面で変化してきた点

歌唱については、一ヶ月毎日こつこつ練習してきたら、以前感じたことがない変化を感じる事が出来ました

まず

①腹式呼吸と声が連動する感覚がある

YouTubeの東本先生の動画を参考に、横隔膜を動かしやすい姿勢で練習してきました

明らかに横隔膜は前より良く動いていますし、コントロールも少し出来るようになってきました

以前は横隔膜なんて考えて練習した事がなかったです

歌の練習はしていたけれど、意味は大きくはなかったかもしれないです(⁠+⁠_⁠+⁠)


②声帯閉鎖(エッジボイス)+セミオクルーディットの発声で、前は出なかった音がスコーンと出るようになってきました

あとピッチが良くなってきた感があります

私は以前は高い音は裏声で出していて、地声と裏声の違いがあり気になっていたのですが、改善方法が分かりませんでした

今は改善の仕方を教えて下さる先生がYouTuberさんでいらっしゃるので、いい時代です(⁠´⁠;⁠︵⁠;⁠`⁠)

③喉開けの感覚と喉周りの筋肉の動きに敏感になった

こちらも以前はあまり気にしていなかったのですが、口腔共鳴をさせるためにはめちゃくちゃ重要項目でした

あくびする時の喉の状態をキープすることで、口の奥が広がり響きが良くなります

最初は「これであってんのか?」って半信半疑な感じでしたが、一ヶ月毎日やっていたら感覚は掴めてきて、朝起きた時やふとした時にも意識的に喉の奥をガバっと開けるようにしています

今はのどちんこの上のカーブになっている部分も意識して上げることが出来るようになりました

ボイストレーニングで感覚を掴んで、曲を歌う練習の際にも喉の奥を開けるよう、意識して練習しています


④舌の下げて力を抜き、地声メインの練習に切り替え

これは去年気付いたことなんですが、年齢を重ねて以前より低音まで音が出るようになってきました

以前は出しにかった、”ライオンキング”のサークルオブライフの冒頭「この地球に〜生まれ落ちて〜」の音も、今は難なく出せます

低音の地声を出す歌を多く歌ってみたところ、「あれ、私こっちよりが強みだな」と気付けました

“CATS”のメモリーは、キーが結構高めの地声で歌うので、以前は声を出しづらくて喉に力が入って苦手だったんですが、こつこつ練習と舌の力を抜いて発声出来るようになるとかなり音が出しやすくなってきました

⑤短いヴィブラートがかけられる部分がでてきた

これが私的には本っ当〜に嬉しい変化です

こちらも数名のYouTuberボイトレ先生のおかげで、感覚が分かってきました。

やはり、横隔膜のヴィブラートはすぐには身につかないものなのだな、と思います

こつこつ練習あるのみ

20代前半はヴィブラートがかからなくて悔しかったので、少しコツを掴めたのはめちゃくちゃ大きな一歩です

少しずつ長く伸ばせるように、練習頑張ります!


自己紹介〜日本最大手のミュージカル劇団に人生2度目の本気の挑戦〜

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私が何者なのか

まず、ざっくり自己紹介させて頂くと

元々は、ミュージカルは見たこともない普通の中学生でした

高校にてミュージカル部に入る

人生が大きく変わったのは高校時代

新入生歓迎会で見たHow to succeed (宝塚版の真似っこ)の舞台が熱くて感動、興奮して、即入部

学内でミュージカルの舞台を年2、3回公演宝塚を目指す子もいるくらい、部内には舞台ガチ勢もいました

実際先輩、後輩で宝塚に入った方もいたり(しかもトップになった人もいる)

宝塚も素敵でしたが、私は日本だと最大手のミュージカル劇団の作品がもう好きで好きで

自分は高校卒業と同時に入れるものだと思い込んでいました

無知ゆえのやつですね(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠)

高校で最大手ミュージカル劇団に書類を送るものの

高校からクラシックバレエやらタップダンスやら声楽やり始めた人間なんて、書類すら通らず

応募書類の写真も、部屋で普通に撮ったやつですしね

無知って怖い 笑

専門学校のミュージカル本科へ入学

そして書類も通らなかった私は、一旦基礎を学ばねばと

専門学校のミュージカル科に入ります

本音を言ってしまうと、ここはあまり学びはなかったです

同期で大手ミュージカル劇団に入ったのは3人

皆小さい頃からダンスをやってきた子達です

やっぱり、ダンスの基礎がすごーくしっかりしてる子は、歌がめちゃくちゃ上手い訳ではなくても(もちろんそれなりに上手に歌えます)大手のミュージカル劇団には受かりやすいです

専門学校2年目に退学して、ヨガのインストラクターをしながら、以前大手ミュージカル劇団で俳優も演技指導もされていた俳優さんの、開いていた演技塾に通います

高校、専門では、同期の中では演技は出来る部類だったんですが、ここではまぁ〜難しくて

自分を思い切りさらけ出すのもまだ得意ではなくて、振り切れなかったんですよね、今思えば

振り切れないのは後々、オーディションにて大きなポカに繋がります

テーマパークアクターとして

最大手ミュージカル劇団を目指しつつ

有難いことに、関東の最大級のテーマパークで、アクターというショーの役者さんのお仕事を掴みました

そちらでのお仕事は本当楽しくて、4年間やらせてもらえました

3.11地震

ちょうどテーマパークで働いていた2011.3.11

楽屋で過ごしていたところ地震が起こりました

テーマパークのあった地域は埋め立てされた土地なので、震度より体感揺れました

大げさでなく、立ってられなかったです

3.11地震をきっかけに、人間って突然人生が終わることがあるんだなと実感しました

地震の直前に韓国旅行でビリー・エリオットのミュージカルを見たんですが

韓国舞台舐めてないけど舐めてたかもごめんなさい!ってくらい本当に熱くて良い舞台だったんです

それで、韓国舞台に興味が出て、韓国で舞台スタッフでもいいから関わる仕事がしてみたい!と

ワーキングホリデービザを取得し、一年日本で韓国語教室にも真面目に通いました

いざ、韓国へ


韓国生活の最初の頃はまた別記事でまとめるので、はしょりますが

なんだかんだで

韓国のノンバーバル舞台公演「JUMP」にオーディションで受かり、俳優として出演していました

手首やら膝やらハムストリングやら、怪我もしまくってたのですが、公演自体は2年位やったのかな

舞台に立つまでの練習も大変で、韓国人の一緒に練習してた子達もバッタバッタと辞めていく中、根性で生き残りました(根性だけは褒められた)

韓国内の地方公演とかも行かせて頂きましたが、アクロバットもやらないといけない作品なので身体もボロボロになるし、長く続けるのは無理でした。

日本に帰って来てからは、ひょんな事から中国の方と出会い結婚

今3歳の娘がおりますです

ミュージカル俳優を再度目指す

そんな30代後半の私が、なぜ日本最大手のミュージカル劇団をまた目指すのかというと…

父が数年前他界したんです

息が止まる瞬間は、他の家族は間に合わず、私一人だけが見送ったんです

当たり前なんですけどね、人間って本当に死んじゃうんだなぁって実感しまして

やっぱり目の前で人が亡くなるのをなかなか見ないじゃないですか

目で見た印象はすごくて

実の親ですしね

それで、私が最期に後悔する事があるとしたら、あの劇団に入って舞台に立てなかった事だなって思ったんです

それが、今人生2度目の本気の挑戦をする理由です

大手ミュージカル劇団本選にて不合格

20ちょいの頃その劇団のオーディションの本選(最終試験)まで残ったんですが最後で落ちたんですよね

正直、オーディションで最終まで残ってた子達を見てみるとそこまで大きな差はないように感じました

ぶっ飛んだ天才タイプの人以外は、技術の差はそこまで大きくないので(皆あるレベル以上上手い)

めちゃくちゃ重要なのは

個性強いか、目立つか、です

私はここの点が甘かったと思います

もっと出来たなぁと、今は思います

これについても後々まとめて書きたいです